続いたよ!おもしろ映画宣伝総進撃!
絶対に一発で終わると思ってたけど続いたな。
ネタだけは山ほどあるからね。もう年末まで近いしこのまま駆け抜けたい。
9月に「年末が近い」って感じるのは加齢の証だよ。
やめろや!最近遠くが見えにくくなってきて本気でへこんでるんだよ…
ご、ごめん。とりあえずおもしろ映画宣伝について説明するね。
おもしろ映画宣伝とは…
海外の映画が日本国内で公開される際に行われる「お笑い芸人によるPRイベント」「旬のタレントをゲストに迎えてのPRイベント」「トンチキな出演俳優来日イベント」「不思議な企業コラボ」「タレント吹き替え」「日本版オリジナル主題歌」等の宣伝群。
そんなおもしろ映画宣伝を一つの作品に絞って紹介するのがこのおもしろ映画宣伝総進撃です。第1回はこちら。
そして第2回として取り上げるのは『女王陛下のお気に入り』
「ロブスター」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」で注目を集めるギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督が、18世紀イングランドの王室を舞台に、女王と彼女に仕える2人の女性の入り乱れる愛憎を描いた人間ドラマ。2018年・第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で審査員グランプリを受賞し、女王アンを演じたオリビア・コールマンも女優賞を受賞。第91回アカデミー賞でも作品賞を含む9部門10ノミネートを受け、コールマンが主演女優賞を受賞している。18世紀初頭、フランスとの戦争下にあるイングランド。女王アンの幼なじみレディ・サラは、病身で気まぐれな女王を動かし絶大な権力を握っていた。そんな中、没落した貴族の娘でサラの従妹にあたるアビゲイルが宮廷に現れ、サラの働きかけもあり、アン女王の侍女として仕えることになる。サラはアビゲイルを支配下に置くが、一方でアビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を狙っていた。戦争をめぐる政治的駆け引きが繰り広げられる中、女王のお気に入りになることでチャンスをつかもうとするアビゲイルだったが……。出演はコールマンのほか、「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーン、「ナイロビの蜂」のレイチェル・ワイズ、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のニコラス・ホルトほか。
おいおい。鬼才ヨルゴス・ランティモス監督*1の映画じゃないか。しかも主演の3人がオスカーノミネート、最終的にオリヴィア・コールマンがアカデミー主演女優賞を取ったすごい映画だぞ。
俺も最初は難解な映画かな、と思ってたけど見てみると下世話でブラックなコメディで何度も笑えた。でもそれが皮肉で恐ろしいし悲しいし確かにすごい映画だった。
レイチェル・ワイズがカッコいいんだよね。さすがダニエル・クレイグの妻。女王陛下にお仕えする者同士気が合うのかな。
色々混ざってるよ!『女王陛下の007』*2って言いたいだけだろ!
こういう映画は映画評論家を呼んで真面目なトークイベントをやったりしそうだけどおもしろ映画宣伝なんてあったの。
あるんだなこれが。まずはこちら。
ゆりやんレトリィバァが「ゆりアン王女」に扮して登場。髭男爵のひぐち君を含むイケメンたちが『女王陛下のお気に入り』を巡ってバトル!
出た。『僕のワンダフル・ライフ』『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』など数々のPRイベントで爪痕を残してきたゆりやんレトリィバァ。
うーん。”爪痕”と表現したのがよくわかる仕事っぷりだ。
お姫様抱っこしようとしてできない…みたいなネタは『ジュピター』の時も見たね。*3PRイベントあるあるだ。
どんだけ狭いあるあるなんだ!しかし女王を巡って女性同士が争うって話なのにイケメンを呼んでくるのはどうかなって思ったよね。
まあでもこの映画に出てくるイケメン、本当にどうしようもない扱い受けるからある意味合ってるのかも。こんな役を受けるジョー・アルウィン君っていい奴なんだな、ってちょっとファンになっちゃった。
何ならひぐち君にも劇中のニコラス・ホルトみたいなメイクばっちりの貴族コスチュームで出てきてほしかったね。町山さんはちゃんとやってたよ。
お笑い芸人より気合が入ってるってどういうことなの。何なら2人でイベントに出ればよかったのかも。樋口くん&町山さん。
なんか某実写映画を思い出す字面だな!
俺が印象に残ってるのはこれだな。
現役慶大生芸人 #夢屋まさる さんからモデルプレス読者にメッセージ🍭💕 #パンケーキ食べたい 披露😍🥞✨
— モデルプレス (@modelpress) February 18, 2019
ブレイクの心境、きゃりーぱみゅぱみゅとのエピソードも!映画「#女王陛下のお気に入り」宣伝大使として見どころを語る👸🌹 @yumeyamasaruru
記事はこちらから▼https://t.co/2xzgRIN5OK pic.twitter.com/8h6qrrrIQf
現役慶大生芸人・夢屋まさる「パンケーキ食べたい」でブレイクの心境語る 学業と両立で過酷スケジュールも - モデルプレス
「パンケーキ食べたい♪」でおなじみの夢屋まさるがオリコン、モデルプレス、シネマトゥデイの事務所を宣伝大使として訪問。
オスカー受賞作品の宣伝大使が夢屋まさるなの!?もっとこう米倉涼子とか藤原紀香とかがやる仕事じゃないの?
大丈夫。昔藤原紀香の髪型を真似してあまりのメンテナンスの難しさに挫折したことでお馴染み*4のジェーン・スーさんもコメントを出してるから。
それはどの層にとってお馴染みの話なんだよ!でもNetflixドラマ『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』の大ファンであるジェーン・スーさんに『女王陛下のお気に入り』について聞くのは的確だと思う。
両方とも「女同士の対立」以上の深みやドラマがある作品だからね。「鑑賞者自身のカルチャーとリンクできるシーンがたくさんある。どんな解釈もできるところが素晴らしい」という言葉の通りだと思う。見た人と語りたくなる系の映画だよね。
いや、本当に丁寧なところは丁寧じゃん。逆に夢屋まさるの浮きっぷりがすごいよ…
ちなみに夢屋まさるは各訪問先に「女王陛下のお気に入り」ロゴ入りケーキをプレゼントしたそうです。
夢屋まさるさんが貴族の衣装でシネマトゥデイやってきました!パンケーキではなくケーキをふるまってくれました~! #女王陛下のお気に入り #パンケーキ食べたい #夢屋まさる pic.twitter.com/tttumAu0ZO
— シネマトゥデイ スタッフ (@cinematoday_stf) February 18, 2019
パンケーキじゃないのかよ!
女王陛下のお気に入り 2枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2019/05/24
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログを見る
*1:物凄い映画ばかり撮る人だけど喋るととても穏やかな人らしい。
*2:『女王陛下の007』1969年公開の007シリーズ第6作目。主演はジョージ・レーゼンビー。オチが切ない。
*3:『ジュピター』PRイベント。劇中のシーンを再現すべくノンスタ井上がアジアン馬場園をお姫様抱っこするシークエンスがあった。 https://natalie.mu/eiga/news/141751
*4:TBSラジオ ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル「意に沿わぬ髪型特集」 https://miyearnzzlabo.com/archives/14809