第9惑星ビニル

見た映画の感想を書き綴ります。

本当に日本映画の予告編は叫んでいるのか?2019年版

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こんにちは、ビニールタッキーです。

 

昔旧ブログで「本当に日本映画の予告編は叫んでいるのか」という記事を書きました。

えっ2015年…?5年前…そんな昔…?

ええとそれは置いといて。この記事を書いた当時もまさに「日本映画の予告編って叫んでばっかりじゃね?」という話題でネットの一部が盛り上がっていました。5年経った今再びこの話題が盛り上がっているのを目撃して「印象だけで語るはよくない!ちゃんと調査すべきだ!誰かやる人…誰か…また俺がやんのかよぉぉぉ!(絶叫)」と思い立ちました。

ということで前回に引き続きルールを設定します。

 

【ルール】
1.去年(2019年)の興行収入ランキング上位の作品を調査

2019年日本国内映画興行収入ランキングTop50【PRiVATE LiFE】年間ランキング
 全部見るのはしんどいので。僕も三十路後半に差し掛かったので人生の残りの時間を有意義に使いたい。

2.アニメ・特撮は除く
 どうしても叫ぶシーンが多いと思うので。改めて年間ランキングを見ましたがやはりアニメが多いですね。

3.厳しく采配する
 ちょっと声を張り上げてる程度はノーカンとします。
 「いくぞてめえらぁぁぁ!!」ぐらいをOKとします。鬼邪高ルール。

5年間で何か変わったんでしょうか。5年…僕はあれから何も変わってないような気がしますが…(しつこい)それでは参ります!

 

人間失格 太宰治と3人の女たち

そんなに叫んでない。

蜷川美花監督作品なのに意外。

 

Diner ダイナー

めっちゃ叫んでる。

開始3秒で「俺はぁぁぁー!!」と叫び出して笑ってしまいました。さすがは叫びに定評がある藤原竜也「本領発揮」と評された記事までありました。

「俺はぁぁぁ! ここのぉぉぉ! 王だ!」 藤原竜也、“本領発揮”しすぎた演技披露 「Diner ダイナー」メイキングで - ねとらぼ

 

フォルトゥナの瞳

叫んでる。

神木隆之介くんと言えば叫ぶ予告編の至宝「よろしくお願いしまぁぁぁす!」がありますからね。

 

十二人の死にたい子どもたち

叫んでる。

今気づきましたがここまで全て人の生き死に関する映画です。すごい。

 

ザ・ファブル

そこまで叫んで…ない!

アクション映画なのに意外!

 

アルキメデスの大戦

 少し叫んでる(橋爪功が)…けど叫んでばっかりではないのでノーカンとしましょう。

邦画のエキセントリックな人物は叫ぶかキャハハ笑いをする傾向がありますが(これはこれで検証の余地アリ)この菅田将暉くんはそこまでじゃなくていいですね。

 

七つの会議

めちゃくちゃ叫んでる。

しかしこの映画の予告編としては大正解だと思います。叫んでナンボ。

 

かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜

そこまで叫んでない。

ナレーションが常に叫んでるような気もしますが。ここにも佐藤二朗

 

劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~

めちゃくちゃ叫んでる。

個人的な話で恐縮ですが僕はこの作品との距離を測りかねています。好きな題材ではあるんですが…

 

コンフィデンスマンJP -ロマンス編-

 めちゃくちゃ叫んでる。

たった一年前の映画なのに出演俳優を見て遠い目になってしまいます。2020年は色々ありすぎた…

 

記憶にございません!

めちゃくちゃ叫んでる。

特に中井貴一が叫んでる。水島ぁー!!(叫ぶ予告編の傑作)

 

翔んで埼玉

めちゃくちゃ叫んでる。

今気付いたんですが設定が入り組んだ映画は丁寧な説明ナレーションが付く傾向があるような気がします。

 

マスカレード・ホテル

叫んでる。

この予告編もナレーション付き。「キムタク演じる型破りな天才の話なのかな」と見てたら「破天荒だが人を見抜く天才」と紹介されて驚きました。そしてここにも長澤まさみ

 

キングダム

 叫んでる…けど思ったよりは叫んでなかった。

アクション大作なので劇中は叫びまくってるのかもしれませんが予告編はあえて抑えたトーンにしてるような感じがします。そしてまた長澤まさみ!!

 

というわけで興行収入ランキング50位内にある日本映画(アニメ・特撮を除く)の予告編を見た結果がこちらです。

 

叫んでる:10
叫んでない:4

 

7割ぐらい叫んでる!

 

ということより前回よりも50位以内の実写邦画数が減っとるやんけ!2019年は2015年に比べてアニメや洋画がかなりランクインしたようです。その割を食って実写映画が少なくなってるみたい。そして昔はいっぱいあった学生向けのキラキラ青春映画が少なくなってるような…何だか叫びの有り無しを調べようとしたら別の傾向が見えてきてしまいました。

しかしちゃんと検証して「印象だけで日本映画は叫んでばかりと決めつけるな!」と言おうと思ってたら真逆の結果が出て困惑しています。しかしそもそもの母数が減っているので「増えている」と決めつけるのも違う気がします。もっとちゃんと検証するなら「公開規模の大きい日本映画の予告編を全て見て統計を取る」が一番いいと思うので誰かやってください。僕は遠慮しておきます。(人生は短いので)

これだけ連続して予告編を見ると「設定の説明ナレーション→日常シーン→急展開→叫び→主題歌ドーン!→絶叫!→タイトル」みたいなフォーマットがあるような気さえしてきました。こういうフォーマットはアニメの予告編でよく見かけますがこれが実写映画にも使われているような気が。やっぱり業界内で「○○ちゃんさぁ〜うちの映画の予告編も「よろしくお願いしまぁぁぁす!」とか「入れ替わってるー!」とかああいう感じにしてよ〜〜」みたいなオファーがあるんでしょうか。っていうか両方とも神木隆之介くんだな。


【結論】日本映画の予告編は叫んでる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気になったのでこの年のアニメ映画の予告編も見てみました。

 

 

 

 

 

 

【結論】日本映画の予告編は実写もアニメもめっちゃ叫んでる